「動画編集を外注したいけど、いくらかかるのかわからない」
動画編集の外注費用は、動画の種類・長さ・編集内容によって大きく異なります。相場を知らないと、高すぎる見積もりに気づけなかったり、逆に安すぎる業者に依頼して品質が悪かったりします。
この記事では、種類別の外注相場と、失敗しない依頼のコツを解説します。
動画編集の外注相場一覧
種類別の料金目安
| 動画の種類 | 料金相場 | 納期目安 |
|---|---|---|
| YouTube動画(10分・基本編集) | 5,000〜15,000円 | 3〜7日 |
| YouTube動画(10分・フル編集) | 15,000〜50,000円 | 5〜14日 |
| ショート動画(30〜60秒) | 3,000〜10,000円 | 1〜3日 |
| 企業PR動画(3〜5分) | 50,000〜300,000円 | 2〜4週間 |
| 採用動画 | 100,000〜500,000円 | 3〜6週間 |
| 商品紹介動画 | 30,000〜200,000円 | 2〜4週間 |
| セミナー・ウェビナー編集 | 10,000〜50,000円 | 3〜7日 |
| サムネイル制作のみ | 1,000〜5,000円 | 1〜2日 |
「基本編集」と「フル編集」の違い
| 項目 | 基本編集 | フル編集 |
|---|---|---|
| カット編集 | ◎ | ◎ |
| テロップ(ポイント字幕) | ◎ | ◎ |
| フル字幕 | × | ◎ |
| BGM・効果音 | ○(素材指定) | ◎(選曲から対応) |
| カラー補正 | △ | ◎ |
| サムネイル制作 | × | ◎ |
| 修正回数 | 1〜2回 | 2〜3回 |
「基本編集」でも十分なケースが多いです。フル字幕やカラー補正が不要なら、基本編集で依頼して費用を抑えるのも一つの手です。
料金を決める5つの要素
同じ「YouTube動画の編集」でも、以下の要素で料金が変わります。
1. 動画の長さ
長いほど高くなるのは当然ですが、1分あたりの単価で比較すると違いが見えます。
- 短い動画(1〜3分):1分あたり2,000〜5,000円
- 中尺動画(5〜10分):1分あたり1,000〜3,000円
- 長尺動画(20〜30分):1分あたり800〜2,000円
長尺の方が1分あたりは安くなる傾向があります。
2. テロップの量
テロップの量は料金に大きく影響します。
- ポイント字幕のみ:追加料金なし
- フル字幕(全セリフ):+3,000〜10,000円
3. エフェクト・アニメーション
モーショングラフィックス、アニメーション、合成などの特殊なエフェクトを入れる場合は、通常料金の1.5〜3倍になることがあります。
4. 修正回数
多くの編集者は「修正◯回まで込み」という料金設定です。修正回数を超えると追加料金が発生します。発注前に確認してください。
5. 納期
急ぎの案件(2〜3日以内)は割増料金がかかることが一般的です。1.5〜2倍になることもあるため、余裕を持ったスケジュールで依頼しましょう。
外注先の3つの選択肢
| 外注先 | 料金 | 品質 | 手軽さ |
|---|---|---|---|
| クラウドソーシング | 安い | ピンキリ | ◎ |
| フリーランス(直接依頼) | 中 | 安定 | ○ |
| 制作会社 | 高い | 高い | △ |
クラウドソーシング
フリーランス(SNS・紹介)
- Twitter、Instagram、YouTube概要欄で直接コンタクト
- メリット:手数料がかからず、相手の実力を事前に確認しやすい
- デメリット:探すのに時間がかかる。契約書の取り交わしは自分で行う
制作会社
- メリット:品質が安定。ディレクションから任せられる
- デメリット:費用が高い(フリーランスの2〜5倍)。小規模案件は断られることも
個人YouTuberやSNS運用なら「クラウドソーシング or フリーランス」、企業案件なら「フリーランス or 制作会社」が現実的です。
関連 → 編集者側の視点で料金設定の考え方を知りたい方は動画編集の料金設定ガイドも参考になります。また、フリーランスの編集者がどのように案件を獲得しているかは動画編集の案件の取り方で解説しています。
発注時の5つの注意点
1. 見積もりは「総額」で確認
「基本料金5,000円」と書かれていても、テロップ追加、修正対応、BGM選曲などで追加料金が発生し、最終的に2〜3倍になるケースがあります。
📝 ここがポイント:「基本料金5,000円」に惹かれて依頼したら、テロップ追加で+5,000円、修正対応で+3,000円……最終的に15,000円になった、というケースは実際にあります。見積もり段階で「この内容で総額いくらですか」と聞いてください。
発注前に「全部込みでいくらか」を必ず確認してください。
2. 修正回数を事前に決める
「修正は何回まで無料か」「超えた場合の追加料金はいくらか」を明確にしてください。曖昧なまま進めると、トラブルの原因になります。
3. 完成イメージを共有する
「いい感じにお願いします」では、イメージ通りの動画は上がってきません。
共有すべき情報:
– 参考にしたい動画のURL(「こんな感じのテイストで」)
– テロップのスタイル指定(フォント、色、サイズ)
– BGMの方向性(「落ち着いた感じ」「明るいポップな感じ」等)
– 使いたいフォーマット(横型16:9 or 縦型9:16)
4. 素材の受け渡し方法を決める
動画素材は大容量ファイルです。事前にファイル共有方法を決めておきましょう。
| 方法 | 容量上限 | 備考 |
|---|---|---|
| Google ドライブ | 15GB(無料) | 最も一般的 |
| ギガファイル便 | 300GB | URLの有効期限あり |
| Dropbox | 2GB(無料) | 有料版は大容量 |
5. 著作権と利用範囲を明確に
完成した動画の著作権が誰に帰属するかを事前に確認してください。
一般的には:
– 買い取り(著作権譲渡):完成動画の著作権が発注者に移る
– 利用許諾:著作権は編集者に残るが、発注者は指定用途で利用できる
YouTube用の動画は「買い取り」が一般的です。
費用を抑える5つのコツ
1. 継続案件として依頼する
「月4本をお願いしたい」と継続前提で依頼すると、1本あたり10〜20%値引きしてもらえることがあります。編集者にとっても安定収入になるため、双方にメリットがあります。
2. 素材を整理して渡す
撮影素材がバラバラだと、編集者が整理する時間が余計にかかります。フォルダ分け+使いたいシーンのメモを添えるだけで、作業時間が短縮=費用が下がります。
3. テンプレート化する
毎回同じフォーマットの動画(例:毎週のYouTube動画)なら、初回にテンプレートを作ってもらい、2回目以降はテンプレ流用する方式にすると、1本あたりの費用が下がります。
4. 不要な工程を省く
フル字幕が不要ならポイント字幕に、カラーグレーディングが不要なら色補正だけに。「本当に必要な工程」だけ依頼してください。
5. 複数人から見積もりを取る
1人だけに依頼すると、その価格が適正かどうか判断できません。2〜3人から見積もりを取って比較してください。
よくある質問(FAQ)
Q. 個人YouTuberが外注する場合の予算目安は?
月4本(10分×4本)の基本編集で月2〜6万円が目安です。チャンネルの収益が月5万円を超えたら外注を検討するのが一般的です。なお、編集者側は月5万円を稼ぐための具体的なステップで解説している通り、月4〜6本の継続案件で達成可能な水準です。
Q. 安すぎる業者は大丈夫?
1本1,000円以下の激安案件は、品質が低い、納期を守らない、途中で音信不通になるリスクがあります。安すぎる場合は過去の実績を必ず確認してください。
Q. 契約書は必要?
継続案件や高額案件では簡易的でも契約書を交わすべきです。料金、納期、修正回数、著作権の帰属、秘密保持について最低限の取り決めをしてください。
Q. 企業のYouTubeチャンネル運用を丸ごと外注する場合は?
企画→撮影ディレクション→編集→サムネ→投稿→分析まで一括で依頼する「YouTube運用代行」の場合、月15〜50万円が相場です。
まとめ
| 依頼内容 | 相場 |
|---|---|
| YouTube基本編集(10分) | 5,000〜15,000円 |
| YouTubeフル編集(10分) | 15,000〜50,000円 |
| ショート動画(30〜60秒) | 3,000〜10,000円 |
| 企業PR動画 | 50,000〜300,000円 |
外注で失敗しないポイント:
– 総額を事前確認する
– 修正回数を明確にする
– 完成イメージを参考動画で共有する
– 2〜3人から見積もりを取る

コメント