【2026年】動画編集の料金いくらにする?安売りせずに選ばれる料金表の作り方

「自分の編集にいくらの値段をつけていいかわからない」

動画編集フリーランスが最も悩むのが料金設定です。安すぎると自分が消耗し、高すぎると案件が取れない。この記事では、根拠のある料金表を作るための考え方を解説します。

料金設定の3つの考え方

考え方1:時給ベースで逆算する

最もシンプルな方法です。

計算式: 目標時給 × 作業時間 = 1本あたりの料金

目標時給 作業時間(10分動画) 1本の料金
1,500円 5時間 7,500円
2,000円 5時間 10,000円
3,000円 5時間 15,000円
5,000円 5時間 25,000円

初心者は目標時給1,500〜2,000円から始めるのが現実的です。経験を積むにつれて作業時間が短縮され、結果的に時給が上がっていきます。

考え方2:市場相場から設定する

市場の相場を参考に、自分のスキルレベルに合わせて設定します。

編集内容 市場相場 初心者向け 中級者向け
カット+テロップ(10分) 5,000〜15,000円 5,000〜8,000円 10,000〜15,000円
フル編集(10分) 15,000〜50,000円 15,000〜20,000円 25,000〜40,000円
ショート動画(1本) 3,000〜10,000円 3,000〜5,000円 5,000〜10,000円
サムネイル制作 1,000〜5,000円 1,000〜2,000円 2,000〜5,000円

考え方3:付加価値で差別化する

同じ「動画編集」でも、何をセットで提供するかで料金は大きく変わります。

提供内容 料金の目安
カット編集のみ 3,000〜5,000円
カット+テロップ+BGM 5,000〜15,000円
+サムネイル制作 8,000〜20,000円
+企画構成提案 15,000〜30,000円
+YouTube運用アドバイス 30,000〜50,000円

「編集だけ」から「編集+α」にすることで、単価を2〜5倍にできます。

料金表テンプレート

以下をベースに、自分のスキルと相場を考慮して調整してください。

プラン型の料金表

プラン 内容 料金(税込)
ライトプラン カット編集+BGM+簡易テロップ 8,000円/本
スタンダードプラン フル編集(テロップ多め)+BGM+カラー補正 15,000円/本
プレミアムプラン フル編集+サムネイル+ショート動画切り出し 25,000円/本

オプション型

オプション 料金(税込)
フル字幕追加 +5,000円
サムネイル制作 +2,000円/枚
ショート動画切り出し +3,000円/本
特急対応(3日以内) +50%
修正追加(4回目以降) +2,000円/回

「プラン型+オプション型」の組み合わせが最も使いやすいです。

月額契約型

本数 月額料金(税込) 1本あたり
月4本 50,000円 12,500円
月8本 90,000円 11,250円
月12本 120,000円 10,000円

継続案件は月額契約にすると、クライアント・編集者双方にメリットがあります。 クライアントは1本あたりの単価が下がり、編集者は安定収入が確保できます。

見積もりを出すときの5つのルール

ルール1:総額を明示する

「基本料金+追加料金で変動します」ではなく、「この内容なら◯◯円です」と総額を提示してください。曖昧な見積もりはクライアントの不安を招きます。

ルール2:修正回数を明記する

「修正は◯回まで含む」「◯回以降は1回◯◯円」と書いてください。これを書かないと無限修正地獄に陥ります。

ルール3:納期を明記する

「素材をいただいてから◯営業日以内」と具体的に。「なるべく早く」は約束ではありません。

ルール4:消費税の扱いを明確に

「税込◯◯円」か「税抜◯◯円+消費税」かを明記。インボイス制度の対応状況も聞かれることがあるので、適格請求書発行事業者であるかどうかを伝えてください。

ルール5:支払い条件を書く

  • 支払い方法(銀行振込)
  • 支払いタイミング(納品後◯日以内)
  • 前払い or 後払い

口頭ではなく書面(メールやチャット)で残すのがトラブル防止の基本です。

値上げのタイミングと方法

値上げすべきサイン

  • 作業時間に対して割に合わないと感じている
  • リピートや紹介で案件が途切れない(需要 > 供給)
  • 新しいスキルを習得した(After Effects、サムネイル制作等)
  • 同じクライアントと6ヶ月以上続いている

値上げの伝え方

NG: 「来月から値上げします」(唐突すぎる)

OK: 「いつもありがとうございます。来月から料金を改定させていただきたくご相談です。サムネイル制作にも対応できるようになり、提供範囲を広げたため、1本◯◯円とさせていただけますでしょうか」

ポイント:
値上げの理由を明確に(スキルアップ、対応範囲拡大)
1ヶ月前に予告する
一気に上げすぎない(10〜30%ずつ)
– 「無理でしたら現行料金のまま◯月まで対応します」と逃げ道を用意

やってはいけない料金設定

NG1:「いくらでもいいです」

料金を相手に決めさせると、ほぼ確実に安くされます。自分の価格は自分で決めてください。

NG2:1本1,000円以下の案件を受け続ける

最初の1〜2件の実績作りとしてはアリですが、3件目以降も安い案件を受け続けるのは消耗の元です。

NG3:「他の人は◯◯円でやってくれる」に応じる

他の人の料金は他の人のもの。自分のスキルと提供価値に自信を持ってください。安値競争に参加する必要はありません。

NG4:作業範囲を曖昧にしたまま受ける

「編集お願いします」だけで受けると、カット編集のつもりが「フル字幕もサムネも」と際限なく要求されます。作業範囲を見積もりの段階で明確にしてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 初心者が最初につける料金は?

1本5,000〜8,000円(カット+テロップ+BGMの基本編集)。最初の2〜3件は実績作りのため、もう少し安くてもOK。ただし1,000円以下は避ける。

Q. 請求書はどうやって作る?

freee、Misoca、マネーフォワードなどの無料ツールで作成できます。テンプレートを使えば5分で完成します。

Q. 値引き交渉にはどう対応する?

「値引きは難しいですが、◯◯を外せば◯◯円に収められます」と作業範囲で調整する提案をしてください。単純な値引きは自分の価値を下げます。

Q. 相場より高くても案件は取れる?

提供価値が明確なら取れます。 「なぜこの料金なのか」をポートフォリオと実績で説明できれば、相場以上の料金でも選ばれます。

まとめ

ステップ 内容
1 目標時給から逆算して基準料金を決める
2 市場相場と照らし合わせて調整
3 プラン型+オプション型の料金表を作成
4 見積もりには総額・修正回数・納期を明記
5 半年ごとに料金を見直す

💬 現場の本音:「値段を言うのが怖い」という気持ちはわかります。でも安売りは自分だけでなく業界全体を疲弊させます。あなたが5時間かけて作った動画に5,000円の価値がないはずがない。堂々と請求してください。自信は後からついてきます。

料金は「自分のスキルに見合った適正価格」を堂々と提示してください。 安売りは自分も業界も疲弊させます。


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