【2026年】DaVinci Resolve 使い方入門|無料でプロ仕様の動画が作れる7ステップ

DaVinci Resolve(ダヴィンチ・リゾルブ)は、完全無料で使えるプロ仕様の動画編集ソフトです。

ハリウッド映画でも使われているソフトですが、初心者でも基本的な編集は問題なくできます。ただし、機能が豊富な分、最初は「どこから触ればいいのか」で迷いがちです。

この記事では、ダウンロードから1本目の動画を完成させるまでを、画面の操作手順に沿ってステップごとに解説します。

DaVinci Resolve とは

項目 内容
開発元 Blackmagic Design(オーストラリア)
料金 無料(有料版 Studio は買い切り47,980円)
対応OS Windows / Mac / Linux
主な用途 カット編集、カラーグレーディング、音声編集、VFX
公式サイト blackmagicdesign.com

無料版と有料版の違いは、4K以上の書き出し制限、一部のAIツール、マルチGPU対応などです。初心者のうちは無料版で十分。有料版が必要になるのは、4K編集やノイズリダクションを本格的に使い始めてからです。

ダウンロードとインストール

手順

  1. DaVinci Resolve公式サイトにアクセス
  2. 「今すぐダウンロード」をクリック
  3. 「DaVinci Resolve」(無料版)を選択(「DaVinci Resolve Studio」は有料版)
  4. OSを選択(Windows / Mac / Linux)
  5. 氏名・メールアドレスを入力してダウンロード
  6. ダウンロードしたファイルを実行してインストール

必要なPCスペック

パーツ 最低ライン
CPU Core i5 / Ryzen 5 以上
メモリ 16GB以上
GPU 内蔵GPUでも可(専用GPU推奨)
SSD 512GB以上

スペックが足りないと、プレビュー再生がカクカクしたり、書き出しに時間がかかります。PCの選び方は「動画編集用パソコンの選び方」で詳しく解説しています。

画面の構成を理解する

DaVinci Resolveを起動すると、画面下部に6つのページのアイコンが並んでいます。

ページ 役割 初心者が使う頻度
メディア 素材ファイルの管理
カット 簡易的なカット編集 ◎(最初はここ)
エディット 本格的な編集作業
Fusion VFX・モーショングラフィックス
カラー 色補正・カラーグレーディング
Fairlight 音声編集
デリバー 書き出し

💡 プロのひとこと:画面にボタンがたくさんあって怖く感じると思いますが、最初は全部無視して大丈夫。「エディット」「カラー」「デリバー」の3ページだけ触ってください。残りは半年後に「あ、これ必要だ」と思ったときに初めて開けばいいです。

初心者が最初に使うのは「エディット」「カラー」「デリバー」の3つだけです。FusionとFairlightは慣れてからで大丈夫です。

STEP 1:プロジェクトを作成する

  1. DaVinci Resolveを起動
  2. 画面下部の「新規プロジェクト」をクリック
  3. プロジェクト名を入力(例:my-first-video
  4. 「作成」をクリック

プロジェクト設定の確認

右下の歯車アイコンから設定を開き、以下を確認します。

  • タイムライン解像度:1920×1080(フルHD)
  • タイムラインフレームレート:24 または 30fps
  • オーディオ設定:48kHz

初心者はフルHD・30fpsで始めれば問題ありません。

STEP 2:素材を読み込む

  1. 画面下部の「エディット」ページに切り替え
  2. 左上の「メディアプール」に動画ファイルをドラッグ&ドロップ
  3. 読み込んだファイルを下部の「タイムライン」にドラッグ

タイムラインに配置すると、上部のプレビュー画面で映像が表示されます。

STEP 3:カット編集

不要な部分を削除する

  1. タイムラインで切りたい位置に再生ヘッド(赤い縦線)を移動
  2. Ctrl + B(Mac: Cmd + B)でブレード(分割)
  3. 不要な部分をクリックして選択
  4. Delete キーで削除
  5. 隙間ができたら右クリック →「リップル削除」で詰める

カット編集のショートカット

操作 ショートカット
再生 / 停止 Space
分割(ブレード) Ctrl + B
元に戻す Ctrl + Z
タイムライン拡大 Ctrl + =
タイムライン縮小 Ctrl + –

ショートカットを覚えるだけで編集速度が2〜3倍になります。最初はこの5つだけ覚えてください。

STEP 4:テロップを入れる

  1. 左上の「エフェクトライブラリ」を開く
  2. タイトル」→「テキスト+」をタイムラインにドラッグ
  3. プレビュー画面でテキストをクリックして文字を入力
  4. 右上の「インスペクタ」でフォント、サイズ、色を調整

テロップのコツ

  • フォントサイズは最低60以上(スマホでも読めるように)
  • 白文字+黒の縁取り(ドロップシャドウ)が最も読みやすい
  • 表示時間は最低2秒
  • 位置は画面の下1/3が定位置

STEP 5:BGMを入れる

  1. BGM素材をメディアプールにドラッグ&ドロップ
  2. タイムラインのオーディオトラックにドラッグ
  3. BGMクリップを選択し、右クリック →「クリップの音量を変更
  4. -15〜-20dBに設定(声が埋もれない音量)

無料BGMの入手先

サイト 特徴
YouTube オーディオライブラリ YouTube公式。商用OK
DOVA-SYNDROME 日本語サイト。ジャンル豊富
効果音ラボ 効果音に特化

STEP 6:カラー補正

カラー」ページに切り替えると、色補正の画面が開きます。

最低限やるべき2つ

  1. ホワイトバランスの調整:肌の色が自然に見えるように
  2. コントラストの調整:明るすぎ・暗すぎを修正

右側のパネルで「色温度」「ティント」「コントラスト」のスライダーを動かすだけでOKです。

DaVinci Resolveはカラーグレーディングが最大の強みです。慣れてきたら、LUT(ルックアップテーブル)を適用して映画風の色味を出すこともできます。

STEP 7:書き出し

  1. 画面下部の「デリバー」ページに切り替え
  2. 左上のプリセットから「YouTube」を選択
  3. フォーマットが「MP4」、コーデックが「H.264」になっていることを確認
  4. 画面下部の「レンダーキューに追加」をクリック
  5. 右側の「すべてレンダー」をクリック

書き出しにかかる時間は、10分の動画でPCスペックにもよりますが5〜30分程度です。

DaVinci Resolve でつまずきやすいポイント

「プレビューがカクカクする」

PCスペックが足りない場合に起きます。以下で軽減できます。

  • 再生 → タイムラインプロキシモード → Half Resolution に変更
  • 不要なアプリを閉じてメモリを確保
  • プロキシ(低解像度の軽いファイル)を生成して編集

「日本語フォントが表示されない」

テロップに日本語を入力しても表示されない場合、選択しているフォントが日本語非対応です。フォントをNoto Sans JP游ゴシックに変更してください。

「書き出した動画の色が変わる」

カラーマネジメントの設定が原因です。プロジェクト設定 → カラーマネジメント → カラーサイエンスを「DaVinci YRGB」に設定してください。

Premiere Pro との違い

項目 DaVinci Resolve Premiere Pro
料金 無料 月額2,728円〜
カット編集
カラー補正 ◎(業界最強)
テロップ △(やや手間)
案件の指定率 低い 高い(7〜8割)
学習コスト やや高い やや高い

「お金をかけずにプロ品質を目指したい」ならDaVinci Resolve、「仕事で使いたい」ならPremiere Proが向いています。詳しい比較は「CapCut vs Premiere Pro比較」もご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 完全に無料で使える?制限は?

はい。書き出し解像度は4Kまで対応、透かしなし、使用期間の制限なしです。有料版との差は一部のAIツールや高度な機能のみで、初心者には影響しません。

Q. 初心者にはDaVinci Resolveは難しい?

UIは多機能ゆえに複雑ですが、この記事の7ステップだけ覚えれば1本作れます。YouTubeに日本語の解説動画も多数あります。

Q. DaVinci Resolveで副業はできる?

できますが、クラウドソーシングの案件はPremiere Pro指定が多いのが現実です。DaVinci Resolveで基礎を学び、仕事にしたくなったらPremiere Proに移行するルートが現実的です。

まとめ

DaVinci Resolveで動画を作る手順をおさらいします。

  1. プロジェクト作成(フルHD・30fps)
  2. 素材読み込み(メディアプール→タイムライン)
  3. カット編集(Ctrl+Bで分割、Deleteで削除)
  4. テロップ(テキスト+を配置、インスペクタで調整)
  5. BGM(オーディオトラックに配置、-15〜-20dB)
  6. カラー補正(ホワイトバランスとコントラスト)
  7. 書き出し(YouTube設定、H.264、MP4)

無料でここまでできるソフトは他にありません。まずは1本作ってみてください。


コメント

タイトルとURLをコピーしました