【2026年】動画編集用パソコンの選び方|予算10万・15万・20万で何が変わる?

動画編集を始めようと思ったとき、多くの人が最初にぶつかるのが「今のパソコンで動画編集できるのか?」という疑問です。

結論から言うと、メモリ16GB以上・SSD搭載のパソコンであれば、初心者の動画編集には十分対応できます。ただし、スペックが足りないパソコンで無理に編集しようとすると、フリーズや書き出しの遅さで心が折れます。

この記事では、

  • 動画編集に必要なスペックの基準
  • 予算別のおすすめ構成
  • ノートPCとデスクトップの選び方
  • 買い替え時の判断基準

を、専門用語をかみ砕きながら整理します。パソコン選びに詳しくない方でも、読み終わるころには「自分に合う1台」が見えている状態を目指します。

動画編集に必要なパソコンスペック一覧

まず全体像です。以下が動画編集に必要なスペックの目安です。

パーツ 最低ライン おすすめ 用途の目安
CPU Core i5 / Ryzen 5 Core i7 / Ryzen 7 編集時の処理速度に直結
メモリ 16GB 32GB 同時に開けるデータ量
GPU 内蔵GPU NVIDIA GeForce RTX 3060〜 プレビュー・エフェクトの描画
ストレージ SSD 512GB SSD 1TB 動画素材の読み書き速度
モニター フルHD(1920×1080) WQHD以上 作業領域の広さ

それぞれのパーツが何をしているのか、順に解説します。

CPU:動画編集の「頭脳」

CPUは、動画のカット・テロップ追加・書き出しなど、すべての処理の速さに関わるパーツです。

初心者のおすすめ

  • Intel Core i5(第12世代以降)または AMD Ryzen 5(5000シリーズ以降)が最低ライン
  • 本格的にやるなら Core i7 / Ryzen 7 が快適
  • Core i3 / Ryzen 3 は動画編集には力不足(カット編集程度ならギリギリ可能)

世代の見分け方

Intel の場合、型番の最初の数字が世代です。例えば「Core i7-12700」なら第12世代。第11世代以前は避けた方が無難です。

AMDの場合、「Ryzen 7 5800X」なら5000シリーズ。こちらも3000シリーズ以前は古いです。

メモリ:同時に使える「作業机の広さ」

メモリは、パソコンが同時に処理できるデータの量を決めるパーツです。作業机の広さに例えられます。

なぜ16GBが最低ラインなのか

動画編集ソフト(Premiere Pro等)を起動するだけで、メモリを4〜6GB消費します。さらにブラウザや音楽プレイヤーを同時に開くと、8GBではすぐにいっぱいに。メモリが足りないと、パソコンが極端に遅くなったりフリーズしたりします。

  • 8GB:動画編集には不足。カクカクしてストレスが溜まる
  • 16GB:初心者〜中級者なら十分。フルHD編集は快適
  • 32GB:4K編集や複雑なエフェクトを使うならこちら
  • 64GB:プロ仕様。一般的な副業レベルでは不要

あとから増設できる?

デスクトップなら比較的簡単に増設できます。ノートPCは機種によっては増設不可のものがあるので、購入時に16GB以上を選んでおくのが安心です。

GPU:映像のプレビューとエフェクトに影響

GPUは、映像のリアルタイムプレビューやエフェクト処理を高速化するパーツです。

必要かどうかの判断基準

  • カット+テロップ中心の編集:内蔵GPUでOK(GPUなしでも可)
  • エフェクト・カラーグレーディングを多用:NVIDIA GeForce RTX 3060以上が欲しい
  • 4K編集や After Effects を使う:RTX 4060以上を推奨

副業で YouTube 動画を編集する程度なら、最初は内蔵GPUでスタートして、必要を感じたらGPU搭載モデルに買い替える判断でも遅くありません。

SSD:動画素材の読み書き速度

SSDは、動画ファイルの保存・読み込みに使うパーツです。HDDと比べて5〜10倍高速なので、動画編集では必須です。

容量の目安

  • 512GB:最低ライン。フルHD素材を扱うなら
  • 1TB:4K素材や大量のプロジェクトを保存するなら
  • 外付けSSD:素材置き場として追加するのも有効(USB 3.1以上推奨)

動画素材は1本あたり数GB〜数十GBになるため、「気づいたら容量がいっぱい」はよくある話です。外付けSSDを1台持っておくと安心です。

ノートPC vs デスクトップ:どちらを選ぶべきか

項目 ノートPC デスクトップ
持ち運び ◎ どこでも作業可能 × 自宅固定
コスパ △ 同性能なら割高 ◎ 同じ予算で高性能
画面サイズ △ 13〜16インチ ◎ 24〜27インチ以上
拡張性 × メモリ・GPU増設が難しい ◎ パーツ交換自由
静音性 △ 高負荷時にファンが回る ○ ケース次第

ノートPCが向いている人

  • カフェや移動中でも編集したい
  • 自宅に作業スペースが限られる
  • 1台で完結させたい

デスクトップが向いている人

  • 自宅でじっくり作業する
  • コスパ重視(同じ予算で高性能が手に入る)
  • 将来パーツを追加・交換したい

📝 ここがポイント:「デスクトップの方がコスパいい」のは事実ですが、買ったのに使わなければ意味がない。ノートPCなら「今日はカフェで編集しよう」ができるので、作業を始めるハードルが圧倒的に低い。継続率を考えるとノートPCの方が結果的にコスパが良いケースは多いです。

迷ったらノートPCで始めるのが無難です。持ち運べることの利便性は想像以上に大きく、「自宅だと集中できないからカフェで作業」ということが実際に起きます。

予算別おすすめ構成

予算10万円前後(最小構成)

パーツ スペック
CPU Core i5 / Ryzen 5
メモリ 16GB
GPU 内蔵GPU
SSD 512GB

できること:フルHDのカット編集、テロップ挿入、簡単なYouTube動画制作

注意点:エフェクトを多用すると処理が重くなる。4K編集は厳しい

予算15〜20万円(おすすめ構成)

パーツ スペック
CPU Core i7 / Ryzen 7
メモリ 16〜32GB
GPU NVIDIA GeForce RTX 3060〜
SSD 1TB

できること:フルHD〜4Kの編集、カラーグレーディング、After Effectsの軽い作業

副業で月5〜15万円を目指すなら、この価格帯がベスト。過不足なく、2〜3年は戦えるスペックです。

予算25万円以上(プロ構成)

パーツ スペック
CPU Core i9 / Ryzen 9
メモリ 32〜64GB
GPU NVIDIA GeForce RTX 4070〜
SSD 1TB以上+外付け

できること:4K・8K編集、3Dモーション、大量のエフェクト処理

一般的な副業レベルではここまで必要ないケースが大半です。

関連 → 予算10万円以下で探している方は動画編集用パソコンを10万円以下で選ぶ方法で具体的な選択肢を紹介しています。

中古パソコンという選択肢

予算を抑えたい場合、整備済み中古パソコンも選択肢に入ります。

中古を検討していいケース

  • 予算が10万円未満で、新品だとスペックが足りない
  • 「まず試してみたい」段階で、大きな投資は避けたい

中古で注意すべき点

  • バッテリーの劣化(ノートPCの場合、中古はバッテリー持ちが悪い)
  • 保証期間が短い(中古は3〜6ヶ月が一般的。新品は1〜3年)
  • SSD搭載モデルを選ぶ(HDD搭載の中古は論外)
  • メモリ16GB以上を確認(8GBモデルが安く出回っているが、動画編集には不足)

中古の場合、7〜10万円でCore i7 + 16GB + SSD 512GBのノートPCが見つかることがあります。

「今のパソコンで始められる?」の判断チェックリスト

新しいパソコンを買う前に、今持っているパソコンで動画編集できるか確認しましょう。

Windowsの場合

  1. Win + Pause キーを押すと「システム情報」が開きます
  2. 「プロセッサ」と「実装 RAM」を確認

確認すべき項目

  • [ ] CPUが Core i5 以上 / Ryzen 5 以上か
  • [ ] メモリが 16GB 以上か
  • [ ] ストレージが SSD か(「ディスク 0」がSSDかHDDか)
  • [ ] 空き容量が 100GB 以上あるか

4つすべて満たしていれば、まずは今のパソコンで始められます。2つ以上が × なら、買い替えを検討してください。

よくある質問(FAQ)

Q. Macと Windowsどっちがいい?

動画編集ソフトの選択肢が多いWindowsが無難です。Premiere Pro、DaVinci Resolve、Filmora等の主要ソフトはすべてWindows対応。Macは Final Cut Proが使える利点がありますが、同性能の Windows 機に比べて価格が高めです。詳しい比較は動画編集はMacとWindowsどっちが正解?をご覧ください。

Q. ゲーミングPCは動画編集に使える?

はい、使えます。ゲーミングPCは高性能CPU+GPU+大容量メモリを搭載しているため、動画編集にも向いています。「ゲームもやるし動画編集もしたい」という方には一石二鳥です。

Q. モニターは別途必要?

ノートPCの画面(13〜16インチ)でも編集は可能ですが、外付けモニター(24インチ以上)を追加するだけで作業効率が大幅に上がります。タイムライン・プレビュー・素材パネルを同時に見れるようになるためです。1万円台の外付けモニターでも十分効果があります。

Q. 動画編集用パソコンはどこで買うのが安い?

  • Amazon / 楽天:セール時に型落ちモデルが値下がり
  • メーカー直販(Dell、Lenovo、HP):カスタマイズ可能で割引あり
  • 中古専門店:整備済みモデルが保証付きで安心

まとめ:迷ったらこの構成

「結局どれを買えばいいの?」という方へ。

副業で動画編集を始めるなら、以下の構成を目安に探してください:

  • CPU:Core i7 / Ryzen 7
  • メモリ:16GB(できれば32GB)
  • GPU:あれば嬉しいが、なくても始められる
  • SSD:1TB
  • 予算:15〜20万円(新品)/ 7〜10万円(中古)

💡 プロのひとこと:「もっといいPCを買ってから始めよう」と先延ばしにする人が本当に多い。スペックに凝る時間があるなら、今のPCで1本動画を作ってみてください。足りなければそのとき買い替えれば良いだけです。

パソコン選びに時間をかけすぎるより、「最低ラインを満たすパソコンで今日から始める」方が大事です。スペックは後からでも上げられますが、始めなければ何も変わりません。

PCを購入したら次はソフト選びです。動画編集ソフトの選び方ガイドで自分に合ったソフトを見つけてください。また、購入後に「動作が重い」と感じたらPremiere Proが重い時の対処法が役立ちます。


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